· 

長く続く不安感が漢方で楽に

Before


漢方相談前

60代 男性 自営業 中肉中背

 

ずいぶん前より気分の不調があったが数年前より徐々に辛くなり医療機関を受診

西洋薬を服用するがあまり変わらないため、漢方相談に訪れた

主訴は不安感であるが、他に気になる症状として不眠(中途覚醒)・耳鳴り・軟便・夜間尿・足腰の冷えと痛みがあった

西洋薬は主に入眠を助ける薬剤等を服用中である

飲食に関しては食事が不規則であり、飲酒(毎日)が続きやや肝臓数値が高めであるとの事

睡眠に関して夜はあまり遅くならずに就寝し適切に睡眠時間を取るようにしている

舌の色 やや紅 舌苔:白く厚い

以上の生活状態と情報から考え、飲酒により胃腸が冷え、また十分に食事を取っていないため氣や血が生み出されていないと考えられた

まずは下半身の冷えと肝臓の負担を軽減するように説明

また漢方では肝は自律神経とも関係があるので飲酒量を減らし肝臓に良い食事を取る様に心掛けて生活するようにお伝えした

下半身を温めながら痛みを軽減する漢方と肝(自律神経)を元気にして肝臓の負担軽減となる健康食品をお勧めしました

 

暫く服用してもらったところ、下半身の冷え痛みが気にならなくなるまで軽減したと再来店された


After


漢方相談後

変更した漢方を1週間程度服用した時点で、まず元気が出てきた結果不安感が軽減してきたと報告があった

 

効果が十分に出て睡眠なども良くなるまでには暫く時間経過が必要であると説明し、このまま継続するようにお伝えした


今回のポイント


冷えがあると元気が低下し血が少ないと精神が落ち着かなくなると考えるため、まずは食養生と漢方で胃腸が冷えない様に注意してもらった

胃腸の働きが良くなれば食事から血を増やす原料を吸収しやすくなり、そこで気と血を増やす漢方を併用することで精神の安定につながる変化があったと思われる

 

症状の改善には漢方のみの服用だけよりも食生活の見直しもすると相乗効果で体調の変化が早くなるとカウンセリング時のお伝えしている

薬剤師 相良 宇宙
薬剤師 相良 宇宙