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漢方で体中の湿疹が軽減してヨカッタ

Before


漢方相談前

10代 男性 学生 中肉中背

 

1年前より体の四肢に湿疹と痒みが続き、徐々に全身へ広がってきたため漢方相談に訪れた

食欲旺盛 好き嫌いは無い 13食事を取っている お腹が減るためか食事以外にもお菓子を良く食べる

季節に関係なくアイスなど氷菓子も良く食べている 冷たいものを好む 普段より軟便傾向 花粉症あり お腹にガスが溜まりやすい

皮膚のトラブルは最初、手足の肘窩膝窩の皮膚の薄い部分より発生し、徐々に時間とともに関節部位以外にも湿疹が発生し、皮膚が赤くなり痒みが出てきた

食事の不摂生が続いたためか、首や顔にも湿疹が出てきたため本格的に改善したいと思ったとのこと

皮膚へカエラだの余分な湿気が溢れて湿疹と痒みが出てきていると思われたため、生もの・冷たい物や脂っこい物の摂り過ぎを減らす様に食事指導を行った

 

お勧めした物は胃腸の働きを高め余分な湿気を追い出せるようにする漢方と皮膚の赤みと痒みがあるため痒みや皮膚の赤みを軽減するお茶の2つを食養生とともに継続するように説明


After


漢方相談後

小学生でしたが思いのほか、漢方の胃腸薬に甘みがあったので頑張って服用できていた

服用12ヵ月経過したところ、湿疹の広がりが減り皮膚のジクジクが乾燥してきた また湿疹の程度が軽減すると痒みも徐々に楽になってきたとのこと

 

湿疹は減って乾燥してきたが、まだ皮膚の赤みがあるため漢方養生と食生活の養生を引き続き行ってもらった


今回のポイント


中医学の考えでは外因性の原因(外からの異物や細菌などの影響で症状が出る場合)と内因性の原因(外部からではなく、情緒や飲食の不摂生による内臓の不調からでた症状の場合)と大きく二つに分ける事ができる

外因性であれば、外用剤などを使用して様子を見ればよいが、内因性の場合であると自分の体の中の不調が原因であるため、検査数値の異常も無く、外用剤を使用しても一旦は改善するが、再発する傾向が高い

この様な時は体質(五臓)の改善が必要となってくる

 

一般的に体質改善には時間が掛かるが、しっかり食生活養生も合わせて改善すると再び悪化することは少なくなる傾向となる

薬剤師 相良 宇宙
薬剤師 相良 宇宙