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体外受精を6回やったが受精が成立しない

Before


漢方相談前

32才 中肉中背  営業職 結婚歴2年半

 

生理周期 36~40日

PHS、頭痛、立ちくらみ、腹部張り、便秘、経血に塊あり。

夕食8~9時。

就寝AM1:00、起床6:00と痰湿を作り睡眠不足である。

BBTは一相性に近く、病院では多のう胞性卵巣症と言われ、通院しながら体外受精6回したが成功しなかった。

生活習慣を正し、夕食は早目に、就寝時間も12時迄には床につくようにアドバイスをし、体にいらない湿邪(浮腫み)をとる漢方薬と体がスッキリとなる健康食品を摂ってもらい、2ヶ月目より補血する漢方のシロップと気の巡りを良くする漢方薬を続けてもらった

また、食事のバランスが悪いようでしたので、良い卵胞を作るために体を作る漢方を食事の時にプラスしてもらった。

 


After


漢方相談後

3ヶ月後頑張って漢方等を服用継続していただいた結果、生理周期も28日型になり7回目の体外受精をされ、無事着床されて、5週目に卵胞を確認。

本人もとても喜ばれ生活習慣も改善され、漢方のシロップを続けておられ、経過観察中です。


今回のポイント


中医学では溜め込みタイプであれば、体に良い成分を補う漢方は使用しません

まずは余分な物を掃除してスッキリさせてから、良い食事と体を元気にする漢方を補給していくと効果が高いと考えます

また寝不足でも情緒が不安定なる原因となるので、心身がスッキリするように早めの就寝など生活養生も重要と考えます

食事と生活養生及び漢方養生の3点を並行して行うことが一番の近道であると考えます

薬剤師 相良 宇宙
薬剤師 相良 宇宙