· 

漢方薬の服用で体が疲れにくくなった

Before


漢方相談前

30歳女性 会社員 やや痩せ気味

 

仕事で疲れやすいと相談に来店。

いろいろと症状を確認すると、疲れやすいの他に冷え・やや便秘気味・爪が割れやすい・肩こり・目の疲れなどがあった。

冷えに関しては、冬になると起床時がつらい様である。

また、経血量も以前に比べ減ってきた。

食事は1日3食取っているとの事。

漢方で考えると、疲れやすいや冷えなどの症状は気(エネルギー)の不足と関係しています。

血の働きには潤いを維持する作用(爪や皮膚・目など)があると考えます。

この方は1日3回食事を取っているが、痩せ気味との事から胃腸機能が弱いと考え、また経血量の減少があるので、胃腸機能を高める漢方と血の質を高める漢方薬をお勧めした。


After


漢方相談後

胃腸薬の服用により、疲れが軽減してきたとの事。

また、血の質を高める漢方薬による胃腸のトラブルも無いとの事でした。

寒い時期は冷えが気になる事から胃腸薬から腎を温めて体を元気にする漢方薬に変更したところ、冷えも改善し、午前中から活動的になったとの事。

寒い時期は暫くこの漢方にて様子を見る事に。


今回のポイント


この方は漢方で考える気血の不足がある為に、冷えや疲れやすいなどの症状が気になっていたと考えられます。

また新陳代謝が弱い為、熱の産生が少ないので寒い時期になると体が活動しにくいなどを感じていたと考えられます。

生物や冷たい物は控えた食養生にも注意が必要です。

薬剤師 相良 宇宙
薬剤師 相良 宇宙