Before
39才 結婚8年目 中肉中背 看護師
35才の時、子宮外妊娠で一方の卵管を切除。
一方の卵巣からしか排卵出来ていない。
夜勤もあり生活が不規則で、神経も使い気滞も多い。
上半身のぼせ、下半身冷え、胃腸も弱く、便秘気味で生理の量も少なくなった。
35才より不妊治療を始め、内服薬、ホルモン注射していたが漢方薬も服用したいと来店された。
不妊治療を続けながら、補気、補血剤として漢方のシロップ剤、補腎薬、気滞が多い様子だったので、気の巡りをリラックスする薬、「血」の巡りを良くする漢方薬を服用しながら、4回程体外受精に挑戦され、正常な卵巣からの採卵が難しくなってきた。
採卵のたびにFSH,LH,E2の数値を聞き、アドバイスをし、今年の2月より今までの漢方に、低温期が安定し良い卵が出来るよう補腎陰の漢方と高温期を維持し受精卵が安定して着床出来る様に補腎薬の漢方を追加して服用してもらった
After
1か月後の3月には卵管摘出した側の卵巣から採卵できるようになり、5度目の胚盤移植で胎のうまで育った。
引き続き漢方の服用で順調にいき、4月には心音が聞けるようになり、現在妊娠6ヶ月に入り安定されている。
仕事をしながら、又諦めずに病院と漢方薬を信じて体調もよくなり、11ヶ月頑張られた、素晴らしい結果だと思います。
本人は、さる事ながら私も感激した例です。
今回のポイント
治療の継続で卵巣の疲れがでてしまい採卵が一時できなくなったのではないかと思われた
漢方では腎(生殖器)が弱ったと考えるため補腎をしっかり行うことで、再び採卵へとつながったと思われる
良い卵がある事と良い畑(子宮内膜)がそろうと妊娠及び維持の可能性が溜まった結果であると思う
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