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漢方の服用で便秘と皮膚の調子が良くなってきました

Before


漢方相談前

50代女性 専門職

 

長年便秘とドライアイ(特に午後に)が気になっていたので漢方で体質改善をしてみようと相談に来られました。

体質と相談により気と血の巡りが不調となる症状がありました。

首から上の症状(ドライアイなど)は肝の疲れが原因の場合があると説明しました。

睡眠では夜中に目が覚めるとの事。夜間に熟睡できないと肝(自律神経)が疲れてしまいます。

就寝時間の確認をしたところ12時過ぎであるとわかりました。

 


After


漢方相談後

まずは体の状態を整え、本来自分が持っている治癒力を高める目的で就寝時間を早めてもらう事にしてもらいました。

気滞瘀血が考えられるので気の巡りを高め、血の循環を良くする漢方と、夜間に中途覚醒が起こるので高ぶった気を静め、身体の余分な熱を冷ます漢方を合わせて服用してもらいました。

服用を開始して2~3週間で中途覚醒が減少し、熟睡できるようになってきた様でした。夜間に良い睡眠が取れ、肝(自律神経)を休める事ができ、目のトラブル(ドライアイなど)も随分楽になってきたとの事。

手の皮膚の赤味も便通と睡眠が良くなってからは軽減してきたとの事でした。

引き続き、漢方と生活養生を続けて様子をみてみることに。


今回のポイント


目と肝(自律神経)の働きはつながっているため、肝を元気にする事で目のトラブルは改善出来る事があります。目に現れる症状は内臓である肝の影響であるので目薬など表面の治療薬ではスッキリしない場合もあります。血の巡りを良くする事と高ぶった神経を静める事で首から上のトラブルは改善できる事が多い様です。

薬剤師 相良 宇宙
薬剤師 相良 宇宙